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残暑お見舞い申し上げます。

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暑い暑いといいながら八月も残すところあと十日。秋は着実に一歩一歩やってくる──というよりも既に暦の上では秋である。虫たちは暦に忠実に鳴き始め、あるいは先人たちは、そういう体感的な事柄を暦の根拠にしたんじゃないかと、こちらは何の根拠もなく思い、巡らしたり。

てなこと言ってみたものの、昼間はまだまだ暑い。「そっちの体感で言うなら夏じゃねぇか」、と不満の声も沸々と湧いてくる、自分自身から。先人たちの嘘つきめ。というわけで、そんな暑さに暑気払いのお話しなど。なるかしらん?

建築業界では、時々階段めいたお話しを聞くことがあります。

「階段の話なんて建築業界ならアタリめぇだろ」

そっちの階段じゃなくて、怖い話の「怪談」。一件家を建てれば、そこに様々な過去や歴史が生まれるし、仮に出来たばかりだとしても、家を建てた土地には思いも寄らぬ因縁があったりするもの。

手持ちのネタも沢山あるとは言えぬが、以前勤めていた会社でのお話し。ワタクシがその会社に入社するのと相前後した時期の出来事。もちろん伝聞であるが、出来事の直後だっただけに話はかなり生々しい。

──舞台となったのは、結構なお金持ちの家。名古屋市内で会社を経営する社長の家を建て替えるという工事だった。趣味のほどはさておいて、もちろんいわゆる「豪邸」。吹抜の広々とした玄関には白い大理石が敷き詰められ、それはそのまま巨大なリビングルームへとつながってゆく、なんてな具合。

ところがそれが完成も間近になる頃合いに、あちこちでトラブルが生じる。詳細は失念してしまったが、妙なところから物が落ちてくるとか、それで怪我をするとか、まあそういった類の話だったと記憶する。施主も現場監督も、設計者も、なんでこうトラブルが続くのかといぶかしがっていたところ、とうとう不審火が出てしまった。

こりゃ縁起も悪い。もとより、お施主さんは金持ちによくあるとおり、易占の類を殊の外大事にしていた。そういうわけで、「蛇の道はベビー」バブー、じゃなく「蛇の道は蛇」、いわゆるそちらの筋の専門の「やんごとなきお方」を呼んできて、祈祷を上げてもらうことになったとか。

さてその当日、そのやんごとなき方がやってきて、様々な怪現象の原因を突き止めた。原因は、

「落ち武者たちの霊」

なんだとか。ひょえー(@_@;)

「じゃあ、これらの霊を封じ込めましょう」

やんごとなきお方、嘘か誠か、コップに聖水を入れ、皆の見守るテーブルの上に置く。

「今日は曇っていてダメですね。太陽を出しましょう」

言うが早いか、空を覆う雲が割れそこから陽光が漏れてくるではないか。それに驚くまもなく、

えい!

と野太いかけ声がかけられ、コップにかざした、やんごとなき方の掌が握りしめられる。するとコップに入れられた水は瞬時に白濁する。一同眼をぱちくり。(@_@;)

「いま、ここに閉じ込めましたんでもう大丈夫です」

一同、大感激。何でも、敷地の近辺は元々古戦場だったところらしく、いまだ浮かばれない戦国時代の落ち武者たちの霊がうろついているという。それが、他の普通のみすぼらしい家ではいかにも頼りにならぬところ、いやいやこの豪奢な家の御仁ならば我らの供養もしてくれよう、という具合に取り憑いて様々なメッセージを怪現象として送ってきたのだとか。

そういわれて、そのお施主さん、和室に小さな祠を一つ設けて、成仏できない魂たちを慰めたのだそうな。

このお話、当時勤めていた事務所の所長と現場で木工事を担当していた大工さんの二人から聞いたお話し。

「ワシは、もともと堂宮やっとったから、ワシの和室だけは焼けなんだのぅ、ハァ?(・∀・)」

とは、大工さんの弁。祠を納めるその日に聞いたお話。

こんな話を聞いて、当時の下衆な、いや好奇心旺盛な所員は(つまりワタクシでありますな)、竣工写真に何か写ってるんじゃないか、なんて探し始めた。そうすると、出ました。お風呂の御影石にそれらしい顔が映っているではないか。ひょえー( ̄□ ̄;)

──とか言いながら、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」。怖い怖いと思っていると、なんでもそう見えてくるもの。それをその手の写真と見なすかどうかは、これまたその筋の人にお任せしておこう。

小さな祠を納めた後、諸々の怪現象は無事納まったとのこと。万事めでたしめでたしとなったのであった。

──と思いきや、この話にはまだ続きがあった。

長くなるのでこれぐらいで。

夏もあとわずか。皆様、お体ご自愛ください。
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コメント

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No title

ん? この写真は話と関係ないのかえ?

> ハァ?(・∀・)

また分かる人の極端に少ないニッチなネタをっっっっっっっっうぇええん

No title

noriaky殿

>ニッチなネタ

まあそういうモノも織り交ぜるのである。

この写真は適当に検索して拝借してきたのである。しかもあからさまな豪勢写真。盛りだくさん。

No title

> 豪勢写真。盛りだくさん。

うむ、カーテンの貞子だけかと思いきや、手前の女もじつはその場にはいなかったはずなんだな。そしてじつはこの写真は滝の前で撮ったはずなんだな。

No title

つまりあーなんだー(成田三樹夫風)、この写真はつまりーそのーなんだー、ホテルのように見えるが実は滝ってことかー。

恐ろしい( ̄□ ̄;)

No title

続きが知りたい~~~~~~~~~~尻痛い~~~!!!

怪奇現象を信じてはいませんが、困った時には万物諸々に祈願しちゃいますね。
人間の心がある限り、諸々は憑いて来る、いや、付いて来るのでしょう。

貴殿もますますのご自愛を。

No title

きゃターン殿

続きですか?まあ希望者が他にもおられれば、触れぬ事もないですが・・・(笑)

ワタクシもこの手の怪奇現象、あるいは超常現象については日頃まったくといっていいほど関心はありませぬ。がしかし、時折虚を突くように、こうした話が舞い込んでくるのが面白いのですな。

嘘か誠かそのあわいが常にユカイです。
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グゥ。。。

熊時計
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